お得を体感できる話題のキャッシュレスマップアプリ「AI-Credit」~リエールファクトリー株式会社 荒井健太氏インタビュー

リエールファクトリー株式会社 荒井健太代表
リエールファクトリー株式会社 荒井健太代表


キャッシュレスマップアプリ「AI-Credit」は、お店のキャンペーン状況やポイント還元の情報を調べるコストや時間を大幅に削減でき、どの支払い方法がベストであるかを瞬時に知ることができる。

運営・開発元であるリエールファクトリー株式会社によれば、「キャシュレス時代を迎える中、個人間でもお得感の差が生まれている」という。

CEO 荒井健太氏にお話を伺った。



ライフスタイルを変えずに節約する方法とは?


――リエールファクトリーを創業した経緯は。

もともと、コンテンツ事業などを行っているユナイテッド株式会社に8年ほど所属していたのですが、退職して2015年8月にリエールファクトリー株式会社を創業しました。


ユナイテッドには愛着もありますが、役員を超えるためには起業するしかないという思いがありました。

起業から「AI-Credit」のサービスを実現するまでには、3年ほどかかっていますが、今、普及が進んでいるところです。


――「AI-Credit」はどのような思いで開発をされたのですか。

今、世間では、「節約疲れ現象」が起きています。

節約で食費を抑えたり、冷暖房を控えたりするのは生活の質を下げることですから、行き過ぎると辛いものになり、身体に負担がかかったり、ストレスも生まれ、継続することが難しくなります。


じつは私も節約しすぎてリバウンドした経験があるので、ライフスタイルを変えずに節約する方法を模索しており、それが「AI-Credit」の開発のヒントになりました。


「AI-Credit」を使って節約できた方々からは、「大切な人とのディナーが少し豪華になりました」「旅行に行けました」「子どもにプレゼントができました」といった感謝の声が寄せられています。

ユーザーの生活の質が豊かになればいい、という思いでサービスの普及に努めています。


――リエールファクトリーの理念やポリシーなどを教えてください。

起業当初はルールをつくって、それに沿った行動をすべきと考えていました。

しかし、「AI-Credit」の実用が進むうちに、「キャシュレスに関するすべてのサービスをドライブさせたい」という理念を持つようになりました。


プロダクトがカタチになったことで、理念も生み出された感じです。

「AI-Credit」を通して、キャシュレス社会を進展させれば、世の中の消費も伸び、経済がうまく循環していくのではないかという思いで経営しています。



キャッチフレーズは「お得をナビゲーションする」


――「AI-Credit」とはどのようなサービスでしょうか。

キャッチフレーズは「お得をナビゲーションする」。

どの店舗でどんな支払いをするとお得になるかが一発で分かる、キャッシュレスマップアプリです。


瞬時に最も高い還元率とベストな支払い方法を提示する「AI-Credit」
瞬時に最も高い還元率とベストな支払い方法を提示する「AI-Credit」


キャッシュレス決済が可能なお店を検索でき、最大限ポイント還元される方法を選んでくれます。

マップ上に店舗が表示されるだけでなく、利用者の個別の状況に応じたお得な支払い方法や還元率が可視化されます。


ポイント還元キャンペーンは様々な決済サービス提供事業者が実施していますが、それをひとつのアプリ内で閲覧でき、還元率が2%なのか5%なのかなど、ベストなキャッシュレス決済方法を簡単に選択できます。

位置情報に合わせて表示できますので、現在地周辺ではどのお店がお得なのか、よく行くお店は加盟しているかなどもひと目で確認できます。



店舗での一番お得な支払い方法も瞬時に表示


――お得な支払い方法も教えてくれるそうですね。

キャッシュレス・ポイント還元事業加盟店舗の表示だけでなく、その店舗での一番お得な支払い方法も瞬時に表示します。

1300種類のクレジットカード、20種類のQRコード・非接触決済、ポイントカード等の組み合わせ5万通り以上の中から、還元率が高い組み合わせを表示し、支払い手順まで分かりやすく説明します。


これを駆使すれば、キャッシュレス・ポイント還元事業による2%・5%のポイント還元のほかにも、クレジットカードのポイント、ポイントカードのポイントを二重、三重に獲得できます。

さらに、キャッシュレス・ポイント還元事業開始に合わせて各決済事業者等が打ち出している独自キャンペーンにも対応していますので、更なるポイント還元の機会を逃すことがなくなります。


また、そもそもクレジットカードを持っていない学生さんや、居酒屋に行かない人など、個々に異なるライフスタイルごとに、選択すべき決済方法は変わりますので、それも踏まえてベストな決済方法を提示します。


――キャンペーン情報を網羅するのは、大変ではありませんか。

じつは私たちの仲間に決済マニアがおりまして、情報を持ち寄っています。

時には決済事業者に連絡して情報を得ていますが、そういうマンパワーが必要です。


対象は全国ですが、最近では新型コロナウイルスの影響で閉店しているお店がありますので、反映しきれていない部分もあります。

それも含めて、正確な情報収集を努めています。


――利用者はどのくらいですか。

月に7万人ほどの方に利用されていますが、今後、広告宣伝を強化していますので、これからさらに伸びていくと思います。

twitterでの意見も参考にしているのですが、「めんどくさかった情報がこれで丸わかり」「調べる手間が減った」「このアプリだけ見てればお得な情報がわかる」などという書き込みが多いですね。


お得な決済のマニアが20%還元サービスの情報を知ることができて、「家電がお得に買えた」と喜んでくれた例もあります。


――「AI-Credit」でのビジネスモデルはどうなっているのですか。

アプリを開くと、クレジットカード等の広告が出て、マネタイズしています。

お店のページもあり、画面を編集する権限を与える代わりに課金する方法なども検討中です。


講演する荒井氏
講演する荒井氏


――素晴らしいアプリですが、思いついたきっかけは。

じつは、これを開発したエンジニアは、クレジットカードを40枚保有しているんです。


どんな支払い方法がベストなのか、どのクレジットカードを持つべきなのかという相談を受け、相手のライフスタイルから最適解をアドバイスすることをつねづねやっていました。

あまりにそれがお得なので、それをプログラムに落として、いろんな人に届けたいと思ったのが開発のきっかけです。


――ちなみに一番お得なクレジットカードは?

2020年4月に出た「Visa LINE Payクレジットカード」でしょう。

サービス初年度3%還元の高還元なので、最強だと思います。



飲食店経営をもっと効率化するプラットフォーム「CAROT」誕生


――飲食店向けに無料でIT情報を提供するプラットフォーム「CAROT」もリリースされていますね。

今回リリースした「CAROT(キャロット)」は、飲食店が知りたい情報や欲しい資料をクリックひとつで、無料で手に入れることができるサイトです。

これは、元ミシュラン星付きフランス料理店のシェフが、飲食店経営をもっと効率化したいとの思いで立ち上げたものです。


飲食店に必要なホームページ作成や集客、資金調達といった多岐に渡る情報を集約し、飲食店と最適なITツールをマッチングします。

飲食業のオーナーはITに疎い方が多いのですが、経営支援をするITツールは5,000種類以上あると言われています。


――元料理人とのコラボというサービスですね。

飲食店経営をサポートするCAROT株式会社と共同で立ち上げたサービスで、嶋田光宏代表取締役社長は、元ミシュラン星付きフランス料理店のシェフです。

嶋田社長は6年かけて都内789店舗のお店に直接話を聞き、飲食店が一番課題と感じているのは「集客」であり、その次に「採用や人の課題」、「食材の高騰」、続いて「決済導入」という結論に至ったそうです。


今までは、飲食店のオーナーがいちいち決済や集客関連の情報やサービスを自分で調べたり、知人に聞いたりして、業者に問い合わせをしてサービス選定をしていました。

そんな時間はなかなかとれないため、サービス導入を後回しにしている状況も見受けられます。


「CAROT」では、簡単な会員登録さえ行えば、無料でサービスやツールの資料を好きなだけ閲覧できるようにしており、希望すれば専任コンシェルジュが最適なツール選び、お手伝いもしてくれます。

情報収集コストや時間を削減するという意味では、「AI-Credit」と通底している部分もあると思っています。


面倒なサービスの比較検討も「CAROT」を使えば楽にできます。

サービスを使いこなせるか不安な場合は、専任コンシェルジュが最適なサービス選びをサポートいたします。


飲食店の経営課題を解決する「CAROT」
飲食店の経営課題を解決する「CAROT」


――こちらのビジネスモデルは?

飲食店側はずっと無料で利用可能で、飲食店向けのサービス事業者からマッチング手数料をいただくビジネスモデルとなっています。


――リリースされたばかりですが、反響はいかがですか。

「フードロス解決のために「CAROT」上で宣伝してもらえないか」という話がありました。

今、ご飯を食べるのに困っている子どもがたくさんいますが、新型コロナウイルスの影響で学校がお休みになり、子ども食堂も休止状態が続いています。


一方の飲食店側では食材が余っていますので、余った食材を使って、子どもたちに安く食事を提供できるサービスが実現できないでしょうかという意見でした。


――最近の市場や社会情勢をどうご覧になりますか。

顧客は徐々に飲食店に戻ると思いますが、その過程でデリバリーやテイクアウトのサービスが注目を集めています。

飲食店の動きとしてはネット通販参入が増えています。


半年~1年スパンで言えば、飲食店での料理教室、飲食店の店長が提供するレシピなど、体験型のお店が増えて人気が出るでしょう。

ネットでも、月額定額制のサブスクリプション型デリバリーサービスが間もなく登場するでしょう。


どんな時代の流れになっても、決済は必須ですから、当社としては、よりキャシュレス社会を進めるためにデリバリーの支払いは「コレ!」と提案していきたいと思います。



キャシュレス時代ではデータの提供が肝要


――キャシュレスは今後も広がるでしょうね。

消費増税以降、日本でもキャシュレス化の動きが顕著になりましたが、海外に比べるとまだまだです。

韓国や中国、カナダなどではキャッシュレス決済比率50%を超えており、日本はまだ18.4%に留まっており、2025年までにそれを4割程度まであげるという目標です。


キャシュレス化の流れの中で、個人レベルではお得感に差が出ています。

これからのキャシュレス時代での生き方のコツは、キャッシュレス履歴をより積み上げることを厭わないということです。


不正利用を恐れる方もいらっしゃいますが、データを利用しているIT会社がお得を個人レベルで最適化してくれるので、データを開示している人としていない人では、お得ということで格差が出てくるでしょう。

だから、自分のデータをどんどん提供していきましょうというのが今の私の答えです。


思いきって、スマホとクレジットカードのみで、現金を持ち歩かない生活を続けてみるのもいいと思います。

一度試してみると、意外と現金がなくても困らないことが分かります。


――今後の展開について教えてください。

クレジットカード会社、決済会社とともに、キャシュレスをさらに進めていくための提携をしていきたいですね。

今、各社がバラバラに行っているキャンペーンを最適にユーザーに行き届く仕組みをともに考えたいと思っています。


当社は先般、キャッシュレス事業やITツール導入事業を行う株式会社Wizさんと提携し、今後はシナジーも生まれていきます。

「AI-Credit」はお得マニア向けのキャシュレスサービスに留まっていますが、これが完成形とは思っていません。


近いうちに、主婦層やビジネスパーソンにも使いやすいユーザーインターフェースにリニューアルしますので、よりお得を体感してもらえればと思います。

乞うご期待です。

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プロフィール

荒井健太(あらい けんた)
1980年生まれ、立命館大学を卒業後、ユナイテッド株式会社を経て起業。社長ブログ更新中、ポイ活を極める道を歩む。キャッシュレス関連の記事執筆も請負い。すべてのキャッシュレスサービスの背中を押す、という想いを込めて全力投球。もう令和だが、「昭和スタイル」と言われたこともある。

社名: リエールファクトリー株式会社
住所: 〒110-0004 東京都台東区下谷1丁目11番15号 ソレイユ入谷4F
会社設立: 2015年8月12日
代表者: CEO 荒井健太
資本金: 7,460,000円
従業員数: 社員3名、業務委託10名(リモートワーク含む)
主な事業内容: AI-Creditの開発、受託開発事業、新規事業開発
主要取引先: オイシックス・ラ・大地株式会社、レッドホースコーポレーション株式会社、株式会社サードオフィスなど
AI-Creditサイト: https://www.ai-credit.com/
AI-Creditアプリ: https://ai-credit.onelink.me/9Er5/68bb472c
コーポレートサイト: https://lier-factory.co.jp/
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取材日時:2020年5月18日